エスティックでは、ロードセルを搭載した単軸ロボットをサーボナットランナに組み合わせた単軸ねじ締めロボットを開発しました。
内蔵ロードセルによって押付荷重を制御し、精密なワークを傷つけない繊細さと速さを両立したねじ締めが可能になります。

■「単軸ねじ締めロボット」開発の経緯

近年、自動車業界におけるHV化・EV化が進んでおり、電装部品が急速に増加しています。電装部品のなかには薄型で精密な基板等の締結部位が存在しており、わずかな外力でワークを傷つけてしまうおそれがあります。

作業者がねじを締める際は、傷つけないように力加減を調整できますが、ロボットにはそういった繊細な作業は困難です。ねじ締め機とロボットの同期調整が難しく、速度や荷重の変化によって焼付き・カムアウト・ワーク破損などが発生してしまうことがあります。

そこで弊社はロードセルを搭載した単軸ロボットにナットランナを取り付けた単軸ねじ締めロボットを開発しました。内蔵ロードセルにより細かく正確な押付荷重制御が可能です。

エスティックが提供するねじ締めロボット

ナットランナメーカーとして豊富な締付ノウハウを持つエスティックは、ロボットとナットランナをパッケージ化したねじ締めロボットをご用意しています。締付工程のある設備やロボットを導入される際の選定や構築の手間を削減します。

現在、単軸ロボットの他にもスカラロボット、直交ロボットをラインアップしています。ご要望にあったねじ締めロボットをお選びいただけます。