ソケットトレイでツールを集約!
締付作業スペースを大幅に拡大
- 製品名
-
コードレスナットランナ(Handy 2000 Cordless)
ソケットトレイ(オプション品)
- 業界
- 輸送用機器
この事例のポイント
- ソケットトレイの活用
- ポカミス防止
- トレーサビリティの確保
導入前
- 状 況
-
- 船舶エンジンの締付工程。
- 目標トルクの異なる10個程度の部位を、他社のエアナットランナで締め付けている。
- 課 題
-
- ぶら下がった10台のツールから作業者が対応するツールを選ぶため、ヒューマンエラーが発生しやすい状況。
- また、そのミスを追跡できないため、トレーサビリティの観点からも問題がある。
- ポカミスの発生しないシステムづくりと、トレーサビリティの確保が必要。
導入後
- コードレスナットランナと拡張オプションのソケットトレイ※を組み合わせ、10台で締め付けていた工程をたった1台でこなせるようになりました。
- ※ソケットトレイは1つのツールに対して複数のソケットを取り替えて締付を行う工程で使用する拡張オプションです(今回は4連タイプと8連タイプをつないで対応)。
- 締付の動作はコントローラが自動で切り替え、それに応じてソケットトレイがランプの点滅で次のソケットを指示します。
- ツールがひとつになり、締付動作はコントローラで自動化、さらにソケットトレイの指示があるため、作業者がツールや締付部位を間違うおそれがありません。
- また、ひとつのツールで行った締付内容はすべて記録されているため、トレーサビリティの確保も万全です。
- さらにツールが1台になったことで、作業スペース拡大と視野の確保もでき、安全性の向上にも寄与しました。
ソケットトレイ セレクトソケット機能
- この事例で使用したソケットトレイのセレクトソケット機能については動画をご確認ください。
お客様の声
- 現場の方
-
- エスティックのツールを導入してから、作業時の負担が解消されました。
- 以前は締付部位ごとに頭上にぶら下がったツールを掴みに行く必要があり、肩・腕の上下運動を1日に数百回繰り返していました。
- コードレスナットランナとソケットトレイを組み合わせたことで、ツールの持ち替えが手元での作業にかわり、圧倒的に楽になりました。
- また、以前のエアナットランナは締付に時間がかかっていました。エスティックのツールはジョイントに応じて締付プログラムの調整ができるため、締付時間も短縮できました。
- ご担当者
-
- 以前は約10台のツールのいずれかがメンテナンス・修理に出ている状況で、コストがかかっていました。
- さらに、使用可能なツールを常に工程に置くための管理が必要でした。
- エスティックのツール導入後は、ソケットの管理を行うだけで良いので、時間と経費の面でもスマートになりました。
- ソケットトレイのおかげで作業者のミスを防止できました。
営業担当より
ツールを一元化し、メンテナンス費などのランニングコストを抑えられました
今回の事例に限らず、エンジン工場のように生産台数が多いお客様は、作業の最適化・コストダウン等の工程改善になかなか手が回らない現状がございます。
そのためバックアップツールに多額の金額を費やしたり、高額な修理費を払ったりしているケースが見受けられます。
今回の事例では、メンテナンスやリスク回避の面でもエスティックのツールを導入するメリットがありました。
導入後は、現場作業員の方にも製造技術担当の方にもご満足いただけました。
PRODUCT