ねじ締めロボット 単軸ロボット

◆単軸ロボットとは
単軸ロボットはシンプルな構造で、直線的な動きをする産業ロボットです。
エスティックではロードセルを搭載した単軸ロボットにサーボナットランナを組み合わせた締付ユニット「単軸ねじ締めロボット」を開発しました。
押付荷重を制御することで、精密なワークを傷つけない繊細さと速さを両立したねじ締めが可能になります。

単軸ロボットとナットランナをユニット化

ロードセル搭載の単軸ロボットとトルクトランスデューサ搭載のサーボナットランナで、高精度の押付荷重制御とねじ締め制御を両立。焼付き・カムアウト・ワーク破損を防止し、トレーサビリティを確保します。締付品質の向上につながります。

「高精度の押付荷重がでいる単軸ロボット」と「高精度のねじ締め制御ができるサーボナットランナ」を組み合わせてできた製品が単軸ねじ締めロボットです。

単軸ロボットとナットランナをまとめて選定・設定

一般的なロボットの構築手順では、ロボットとナットランナ、その他必要なパーツを各メーカーで個別に選定し、それぞれで設定。その後、ロボットとナットランナをPLC等の外部機器で連携するといった作業が発生します。
単軸ねじ締めロボットは、セット型式でまとめて注文が可能です。設定も専用ソフトでまとめて行えるため、連携のプログラミング作業が必要ありません。

一般的なロボットと単軸ねじ締めロボットの構築手順を比較した画像です。一般的なロボットは選定や設定の際に検討事項が多く工数がかかりますが、単軸ねじ締めロボットは工数を削減します。

押付荷重・締付データを画面上でまとめて確認

締付不良が起こってしまった場合、一般的なロボットでは、押付荷重とねじ締めに関するデータをそれぞれ書き出し、データを統合する作業が発生します。単軸ねじ締めロボットの場合は、専用ソフトで押付荷重とねじ締めの波形をまとめて確認できるため、原因特定までの工数を削減できます。

締付不良が起こった際の、一般的なロボットと単軸ねじ締めロボットを比較した画像です。一般的なロボットはデータを別々に書き出して統合しますが、単軸ねじ締めロボットは専用ソフトで波形をまとめて確認できます。

特長

ロードセルによる高精度でスピーディな押付荷重制御

単軸ねじ締めロボットは内蔵ロードセルでロボットの押付荷重制御を行います。電流制限による推力制御と比べて、安定した押付荷重制御が可能です。
また、電流制限の場合は電流値が制限されるため、低推力ではロボットの移動速度をあげることができません。ロードセル制御では、締付トルク・押付荷重を常に高速でフィードバック制御でしっかり追従し、サイクルタイムを短縮します。

電流制限による推力制御とロードセルによる押付荷重制御の仕組みを比較した画像です。ロードセルは押付荷重をフィードバック制御しているため、一定の荷重を維持できます。

ご要望に合わせてご提案します

単軸ねじ締めロボットは、ご要望に合わせてご提案いたします。

① ユニットでのご提供
お持ちの直交ロボット等に組み込んでお使いいただけます。

② 装置でのご提案
A:ERS直交ロボット(汎用ねじ締め機)に単軸ねじ締めロボットを組み合わせてカスタマイズが可能です。
B:単軸ねじ締めロボットを使用して、ご要望・ご予算に応じたフルオーダーメイドで自動組立装置のご提案が可能です。

単軸ねじ締めユニットは3つのご提案形式があります。ユニットでのご提供、ERS直交ロボットに単軸ロボットを組み合わせた装置のご提案、フルオーダーメイドの自動組立装置としてのご提案です。

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※取扱説明書をご希望の際は、お手数ですがお問い合わせフォームよりご連絡をお願い申し上げます。

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